【レビュー】Lansen Cは痒いところに手が届く素敵な戦車。

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かなり使いやすい性能をしていおり、誰にでもおすすめできる戦車。LT寄りのこの性能は、誰が使っても満足度が高いはずです。

こんにちは、ツイちゃんです。この記事では、スウェーデンTier VIII中戦車、Lansen Cを紹介していきます。

今回も使用感重視での感想となります。ぜひ読んでいってね。

Lansen Cの印象

火力面

  • 単発320を7.7sでお届け。単発とDPMのバランスが取れており、火力支援がしやすい。
  • 小さな車体・砲塔ながら俯角は10度取れる。稜線(りょうせん)戦闘もお手の物。
  • 貫通はAPが208,APCRが242。通常弾でも十分あるので、金策性能もよろしい。
  • 拡散は普通、収束はゆっくり。そのため絞り切らずに撃つ必要があることも多くなります。
  • 中距離以遠のとっさの射撃は大暴投がおこることもしばしば。
  • 近距離で弾を当てるだけであれば十分な性能。かなりの使いやすさを発揮する。

単発と貫通のバランスがとれており使いやすいのですが、絞りが結構遅め。近距離戦で広い弱点に当てるのであれば問題ありません。しかし、細かい弱点を狙ったり、中距離で命中させるには少しだけ狙いを定める時間が必要。

対重戦車には少しだけ使いにくい主砲ですが、それ以外の相手にはかなりの火力を発揮できるという印象。Tier VIIIとしては高い単発をしっかりと撃ち込めるので、MTやLTなどに対して高い能力を発揮します。

車両の機動力にも噛み合った性能をしていることからも、かなりの使いやすさを体感できるでしょう。

装甲

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  • 砲塔は135mmくらい。普通に抜かれる。
  • 砲塔側面で完全跳弾することもあります。あるだけ。
  • 車体は下部が80mm、上部が120mmくらい。

装甲は標準的なMT。HEは非貫通で防ぎ、同格のAP弾が貫通するくらいの一般的な装甲です。

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ちなみに5度程度の俯角をとると、車体上部が完全跳弾の角度に達します。口径180mm以下のAP/APCRを全てはじき返す状態です。

車体の中央を狙う仕様上、オートエイムの砲弾は弾ける可能性も出てきます。あまり狙ってやっても仕方がないですが、俯角をとりつつ戦うことを意識してみるのも良いでしょう。

機動力

  • 最高速度50km/hと平凡であるが、出力重量比は28。加速が非常に良い。
  • 旋回性能はやや悪い。しかし、最高速度の平凡さもあり、あまり気にならない。
  • 車体が軽戦車並みに小柄であることと、出力重量比の良好さから、機動戦も問題無い性能をしている。MTとしてはけっこう珍しい。
  • 馬力が高いので、坂道で機動力の良さがひかる。マリノフカの上とかとりやすい。

旋回性能と最高速度が平凡ですが、加速力の良さがそれを打ち消します。

車体が小柄なこともあり、敵戦車をNDK(周りを走りまわって一方的に撃つこと)も得意。LTのような動きが可能です。

索敵性能

  • 素の視界は380mと平凡。食糧の使用も検討するべき。
  • 隠蔽性能は高め。車体が小さいこともあり、いろいろな茂みで偵察をこなすことが可能。
  • また、加速力が高いので、初動の偵察もらくらくこなせる。

視界は普通ですが、とにかく車体が小さくて隠蔽率が高い! スウェーデン戦車の特徴をしっかり引き継いでいます。

機動性が高いことからも偵察がやりやすい。LTが少ない場合は、しっかりと偵察をこなしてアシストダメージを稼げる性能をしていますね。

いわゆる使いやすいタイプのやつ。

ということでLancen Cを紹介しました。最高速度を捨てた代わりに火力を得たLTのような性能だとまとめられます。

今の新しく出ているブーラスクやProgetto 46などの戦車に対して総合力は劣りますが、堅実に戦えるなかなか楽しい戦車であることは間違いなし。

前線で戦ったり、偵察したり。MTに万能さを求めるのであれば、間違いなく買いの一両です!