愉快すぎる見た目に反して堅実な性能を持っている、堅実派な戦車なんです。
こんにちは、ツイちゃんです。今回はソ連Tier VIII重戦車、Object 703 Version IIを紹介します。一斉に射撃する、斉射(せいしゃ)が魅力。
2019年12月のクリスマスガチャの景品で、僕はたまたま当たった。うれしい。
感想重視の記事になるので、使用感が知りたいあなたはぜひ読んでいってね!
車両の印象
火力面
「あれ? 君精度0.44じゃなかったんでしたっけ?」
嘘みたいだろ、このレティクル、全力前進+車体旋回+砲塔旋回させてこの締まりなんだぜ。
火力面
普通の戦車として
- 精度0.44、嘘ですねこれは。
- 頭がおかしいほどレティクルが拡散しない。
- 飛び出し撃ちの適正大。市街地戦闘がはかどる。
- 砲弾は221APCRと270HEATからお選びいただけます。
- 前述したレティクルの拡散の良さもあり、どっちの砲弾も使いやすい。
- ユニカム様の受け売りではあるが、ブラインドショット用にHEを持っておくと便利だ。ちょくちょく使える。
- まぁ一応、絞りの速度は遅く、素の精度も悪い。市街地戦闘は強い強いマンではあるが、中距離以遠の弱点狙撃の適正は皆無ということを忘れてはいけない。
- 中距離だと弱点狙撃ができないだけで、弾当てるだけなら余裕です。APCRを使えば動き回るLTを「やっちまったぞ!」
- 単発390。普通だ。
- リロードは11秒くらい。普通だ。
普通の戦車としては、レティクルの拡散の良さがとにかく素晴らしい。市街地戦闘では単発390を確実に当てられる良さがあります。
ラマーは積めないけれどもリロードはそこそこ早い。前線でしっかり撃ち合える性能。
初動で交戦会場に移動しているとき、敵の走り偵察LT/EBRにちょっかいをかけられるのも好ポイント。
二連装砲として
- 斉射よりも、斉射してくるかもしれない恐怖の方が戦力となる。
- 「あ、自分780ダメージいけるッスけど、いいんスか?」って顔して戦える。
- 斉射は3秒のチャージタイムが発生する。それがなかなかくせ者。
- 3秒待っている間に敵の射線が切れて撃てなくなるリスクを考えると、自然と単発射撃が使いたくなる。
- ある程度使うと、だれでも単発390のオートリローダーとして使うようになるよね。
- 斉射は「お、今ぶち込めるじゃん」と確信したときに使える必殺技である。常用はできない。
- あとブラインドショットにはHEを斉射すると良いってユニカム様が言ってた。
なんだかんだで斉射は使いづらい。3秒待って射撃機会を逃すリスクを考えるのであれば、普通に390ダメージを取っていく方が堅実って、だれでも思いますよね。僕もそう思う。
あくまで斉射は必殺技。呪文を詠唱する必要のある魔法使いのような技だと意識し、普段は単発射撃で戦っていくのがベストだろうねえ。
初動・移動中のブラインドショットにはHEが有効。意外とダメージ入るので、4発くらいは持っていこう。
ちなみに弾は40発。案外足りなくなることも多いので弾種配分には気を付けよう。
僕の場合、APCR 10,HEAT 20,HE 10を持ち込んでいる。エイム力に自信がある人はHEATを減らしてAPCRを増やしてもいい。僕は撃ち合い苦手なのでHEATを持っていきます。
装甲
- 普通の傾斜装甲なので昼飯がやりやすい。使いやすい装甲をしている。
- 砲塔が車体の前の方についているので、昼飯がやりやすい。使いやすい(略)
- 砲塔のキューポラが小さく狙われづらい。
- 車体下部は弱点ではあるが200mmはないと安定して抜けない。格下には強い。
とにかく使いやすく、硬い装甲をしている。ソ連HTながら一枚板の傾斜装甲を採用。昼飯で角度が簡単に付けられるので、スペック以上の防御力を簡単に発揮させられる。
理想的な昼飯の角度を決めた場合の画像。
- 砲塔上部はカチカチ、ほっぺは270mmくらい。同格には安定して硬い。
- 車体上部は260mmほど。これもカチカチである。
- 車体下部は220mmほど。通常弾を撃たれたら半分抜かれて半分弾く。
- 側面は完全跳弾。あと側面上部は逆傾斜装甲になってて硬いんよね。
車体下部を隠せば安定して同格の通常弾を弾けるので、前線で安心して戦うことができる。
砲身と砲身の間は230mmくらいで貫通できる弱点である。めちゃくちゃ狙いにくいので誰も撃たない。さすがにそこは撃とうと思わないなあ……
防御姿勢は上の角度が理想。二つの砲身の真ん中に、車体の左上先端が収まるように角度をつける。これで理想的な昼飯ができる。昼飯とかしらないぞー! って人はぜひ一回やってみてね。
機動力
- 普通の重戦車。IS-3についていけないけど、平均点以上ではある。
- 最高速度38km/h、ちゃんと最高速出せます。えらい。
- 砲塔旋回がやや遅め。NDKの対処は難しい。
しっかり38km/hまで加速できるので、陣地転換でストレスはあまり感じず。平均~平均ちょっと上のHTの機動力です。
旋回は遅いですが、前線で戦うのに困らない機動力は十分。ストレスフリーの重戦車的機動力を持っています。
索敵性能
- THE☆ソ連HT。期待はできない。
- 素の視界は350m。あくまで前線にいる敵を見つけるための目である。
Tier VIIIソ連HT恒例の近眼です。最前線にいる敵は見え、奥に控えている駆逐は見えない。前線で戦うための視界範囲ですね。
しかしどうしても目を良くしたい! と思うあなた。レンズ被膜をつけることもできます! Obj.703はラマーが搭載できないので、普通のHTに比べて枠が一つ空いています。本来ラマーが入るべきだったところにレンズ被膜を入れれば、同じソ連のHT、DefenderとかIS-3あたりには視界勝ちできるので考える余地はあるかもしれません。
拡張パーツの枠も考慮すれば、ソ連HT以上・一般HT以下の索敵能力。
まとめ
見た目がかなりイロモノ、精度も0.44で大丈夫かコイツっていうカタログスペックをしている。しかし、実際に使ってみると、良好な砲拡散、使いやすい装甲配置、まともな機動力とかなりの優等生ぶりを発揮する。
普段は普通の戦車として戦い、チャンスが来れば斉射をぶち込む。普通の戦車としての性能も十二分に高いので、それでオッケーなんじゃないかな。
マストバイ、買うべき! ってほどの性能ではないけれど、使いやすい重戦車がほしいなーという人にはおすすめできる性能。もし再販が来てれば、検討する価値は十分あります!